2022.3.27
山崎ナオコーラさんの本初めて読んだ。フィクションなんだろうけど実体験がたくさん盛り込まれていそうな、登場人物に関連性がある短編集だ。二十代前半の人たちは、自分がそうであったように本当にとっても生意気だ。世間を知らなかったんでしょう。でも、よほど強靭な心を持ってない限り、みな歳を重ねる過程で精神を擦り減らし、自分がどんなもんかわかってくる。落ち込むってのは自分が思っていたよりできなかったとか、己に過度の期待をしていた分の跳ね返りなわけだが、当たり前だろ自惚れんなとあの頃の自分に言いたい。今は謙虚になりつつある。どんどん自分を否定して、疑って、見解広く持って、色々吸収していきたいものだ。