2016年12月11日日曜日

dancer in the dark

dancer in the dark

これほど音のコントラストがある映画はあまり見たことがない。静寂の中に突如現れる音、共鳴の中から唐突に突き落とされるような静けさ、これらの応酬が見ている者を惹き付ける。映画を見終わった後は、例えようのない思いがジワジワ体の中に溢れてくる。切なくもあるし、苦しみが終わってくれた安堵感もある。この映画が何を伝えているのか考えてみる。おそらく意味を考えてはいけない映画だと思う。抽象画のように自分が感じたことがそのままこの映画の意味だと感じる。終着点を見出せない、いい映画だと思った。

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