エロス/広瀬正
現代と過去を行き来する話。本当の話と、仮の世界が同時に進んでいく。様々な要素が同時に進んでいくが、最後は同じ終着点にたどり着く。当時の言葉ってのはものすごく哀愁が漂っている。特に印象的だったのはウマタケーキである。駄菓子の駄をカタカナで読むとウマタ。菓子を英語で表すとケーキ。それでウマタケーキ。なんて粋なんだ。流行っていたのは1930年代、昭和一桁代である。当時も今も一緒で、新しいものは年寄りから煙たがられていたのだろう。団塊世代が最近の若者は、、と嘆くのを良く聞くが、彼らは戦前生まれの人に、最近の若者は、、と言われてるシーンを映画で見たことがある。いつでも新しいものを生み出すのは若者でなくてはいけない。若者は偉い。
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