2020.12.30 明け方の若者たち/カツセマサヒコ
シンプルな装丁が目を引き、手に取ってみると知らない作者の名前が。裏表紙を捲ると
デビュー作とのことで気になり読んでみた。
単純な恋愛物語とは言い切れない、社会との葛藤も交えた物語である。著者の年齢が近く、境遇も似たところがあって、共感する点が多々あった。自分が本当は何がしたいかわからなかったり曖昧な人は、社会人1年目の時この仕事は自分に適しているのだろうか、と葛藤するだろう。俺はこの仕事に骨をうずめる覚悟ありと言える人は、とても眩しく感じてしまう。本作では、小さい頃の夢を実現させる人の例でイチローさんがよく登場するが、彼の実例は特別なことだ。小学校の時、やりたい仕事なんて何もなかった。ただ、車が好きだったので、将来の夢はTOYOTAと言っていたことは覚えている。
これからの人生を身一つで生きていくため、自分にできることをし続けよう。
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