2022年2月6日日曜日

Book in 2022 No.3 ポロメリア/cocco

2022.2.6

coccoの小説。私小説みたいな感じ。coccoの歌詞は狂気と優しさが入り混じっていて、そのギャップが心地が良く昔から好きだ。この小説も彼女らしい節が満載だった。歌と比べると琉球要素が多くて、この環境が彼女をああさせたんだなって思った。
 

2022年1月21日金曜日

Book in 2022 No.2 袋小路の男/絲山秋子

 2022.1.18  袋小路の男/絲山秋子


 この著者の作品は初めて拝読する。学生の頃から気になる男に一見振り回されているようで、自ら色々考え過ぎて振り回っているような女の話だ。恋愛ってのは本当にしゃらくさい。いちいち心を惑わしてくる。学生の時分は心の感受性が今より高くて、飛んだ妄想もあって、一喜一憂してたんだろうな。フラれて凹むなんてのは今になってはうらやましい体験でもある。一日体験でもできるならしてみたいものだ。凹むとは本気の証拠である。青春時代の本気は輝かしい。

 おそらく20歳くらいの頃は青春イコール若者と思っていたのだろうが、27歳を超えて処世術を徐々に体得しつつある時、そうではないと気づき始めた。本気になれる力があれば青春はいつでも取り戻せるのであった。本気、即青春。

どうせ死ぬんだという自暴自棄のようで、前向きな死生観も20代の時に身に付いた。どう死ぬなら死ぬまで生きよう。笑っていられるように。




2022年1月15日土曜日

2022.1.13 スマホ脳/アンデシュ・ハンセン 訳 久山葉子


これを読む前からスマホは触り過ぎないようにしようと色々対策していたが、読んだらこりゃまずいとなった。最近は友人家族と遊ぶことが多く、子供がいるので色々観察している。子供は基本的に我慢ができない。小学生にでもなれば別だが幼児期の子は欲のままに動いている。それは何も問題ないことだが、その彼らにスマホを持たしたら大変だ。一度見せたら周りが止めるまでずっと見ている。本書内で研究者は、”おやつがほしいの欲求ではなく、コカインがやりたいの中毒性に近いものだ” と称している。もう一本打ってくれよ、たまらねえみたいなジャンキーと一緒だ。スマホもコカインも脳や精神状態に悪影響を及ぼす点では一緒なのだ。

スマホは適切に使用すれば様々な恩恵を受けられるし、より快適な生活をする手立てになる。我々大人はそういった観点でスマホを見定めて、距離を取ることもできるが、若い子はそうはいかないだろう。大人でもそうはいかない人も既にたくさんいるだろうし。

本書内でとりわけ印象に残っているのは、脳はスマホがやってくれることは覚えようとしないということだ。僕が子供の頃、個人で携帯を持つ人はいなかったため直接家に電話をしていた。電話帳など持って歩く人なんていないから、友達の家の電話番号を記憶していた。どこか行く時は地図見て自らルートを選び、ツーリングなどをしていた。すべて自分の脳に叩き込んでいたのだ。今はすべてスマホがやってくれる。電話番号もすぐわかるし、下調べなどせずとも目的地に辿りつけるから道を覚える必要もない。便利でいうことないじゃんとのことだけど、なんだろうか寂しいような切ないような。機械にばっか頼るこの気持ち。

今後デジタルで育った世代が中心となり、アナログとのギャップに疑問を呈する人はいなくなる。世界中と一瞬でつながることへの違和感も、何でも機械がやってくれるというやるせなさもすべて無くなるのだ。それにしてもスポーツがデジタルライフで生じるストレスを解消させたり、脳を活性化させるというのはうれしいことだ。村上春樹さんが走ることについて語っていた本でもそんなこと言っていた。やはり心拍数のBPMは上げなきゃいかん。走ろう。



2022年1月7日金曜日

Book in 2022 No.1 カード師/中村文則 

 2022.1.6   カード師/中村文則


2022年の1冊目は尊敬する中村氏の著書。改めて思うけど一気読みしないと文脈の繋がりがどっかいっちゃう。今年は虚勢を張った結果、書かなくてはならなくなった。あまり宣言をして自分を追い込むということをしたことないけど、これはこれで面白いかもしれない。背伸びするくらいの成長を今年も実践していこうと思う。


2021年12月5日日曜日

Novel in 2021 No.11 輝ける闇/開高健

 2021.12.4   輝ける闇/開高健


初めての開高健を読了。写真は北アルプス涸沢カールにてテント泊中の1枚だ。ボキャブラリーが少なく悲嘆するが、この小説はすごい。日本語に限らず一つの事象を表す言葉は数種類あると思うが、この奥ゆかしさは日本語特有なのかな。今日の一般会話では散見されない語句も、この時代を感じられて心地よい。
 巻末の批評家の解説がよかったな。小説を書くことは労役だという。確かに。またこの方、三島由紀夫と対談し文学の話をした際「想像力で描いたならすごいことだが、現地を取材して描いたなら大したことでは無い」のようなことを言われたそうな。あくまでこの方の意見だが、その考えは旧世代のもので、現代文学では新しい生の在り方が求められると。やはり価値観は変わっていく。現在2020年代、この時の現代文学からすでに60年は過ぎている。今の時代が求めるものは何か、第二次
世界大戦以降、日本は戦争をしていない。でも、人々が世の中に満足して生きているかと聞かれても二つ返事ではいとは言わないんじゃないか。戦争が人生難の元凶の時代はそれさえ無くなればと思うけど、乗り越えても新たな敵が現れる。生きるという葛藤に終わりはない。






2021年10月4日月曜日

モンベルアウトドアチャレンジ 山歩き講習会<はじめての地図読み+実践編>大文字山 2021.10.2

 

初めてモンベルアウトドアチャレンジに参加した。講習内容は「はじめての地図読み」である。昨今はYAMAP等の高性能なアプリが登場しているけど、携帯落としたり、万が一のこともあるかもしれないので、いざと言うときの為にも学んでおきたかった。
 
当日午前9:30慈照寺入り口に集合し、近くの公園に移動して座談会からスタートした。講習のインストラクターはモンベル京都店や竜王店のから来た方たちで、とても優しい方ばかり。インストラクターの方から自己紹介が始まり、参加者全員が挨拶を交わした。自分も含めて登山経験が浅い人たちが多いようだ。大文字山への登山道が記載された国土地理院が発行している地図やテキストプリントが各自に配られ、講習がスタート。目から鱗で自分の行き先をコンパスで見定めるのは何とも愉快なことであった。その後、実践を兼ねて登山道を歩いた。これは繰り返し続けないとやり方を忘れてしまう。現にもう忘れつつあるのでは無いか。講習後、インストラクターから解散を告げられ帰宅の途につくつもりが、少し話すようになった所謂「関西の面白おばちゃん」と銭湯に行くことに。船岡温泉は来年で創業100年を迎えるヴィンテージライクな温泉だ。入口には和製マジョリカタイルが張られ、暖簾の先には昭和な世界が広がっていた。最近は行動することは億劫になることが多いが、何でもやってみる方がいい。様々な人と出会うことが自分の可能性を広げる糧になる。




2021年10月1日金曜日

2021.9.25~26 上高地〜涸沢カール

2021年9月25日午前3時半、念願の涸沢カールへ向けて出発した。紅葉シーズンということもあり、あかんだな駐車場も満員じゃないかと危惧していたが、かなり空いていた。上高地バスターミナルへ向かう。バスを下車し梓川沿いを歩き始め、穂高連峰が目に飛び込んできた。去年は雲隠れしていたので、全貌を納めたのは初めてだ。素晴らしい。河童橋から今回の山歩きがスタートする。

河童橋

徳沢

水が湧き出ているのか底から気泡が昇ってくる

徳沢から横尾へ

河童橋から2時間半、横尾へ到着 ここで昼飯タイム

横尾を出発。ここから徐々に登山道が始まる

本谷橋


岩の道が続くが、道はとてもきれいに整備してある

まあまあきついと聞いていたが、結構きつい

やっとヒュッテの文字が、、

涸沢カール到着

雲を被っているけど美しい

ここをキャンプ地とする

ナイスビュー

定番だけど写真撮ってみた

一人旅のお供は文庫本。嗚呼早くベトナム行きたいな 午後8時に就寝

明け方に雨が降った。テント撤収時には一旦止んだが、行動を始めたら本格的に降り始めた。こうなると楽しむ景色も無く、目的は下山後の温泉に入ってから牛乳を飲むことに切り替わる。

写真もろくに撮らず、一気に下り、明神池近くの橋へ。サルさん、ナイス位置。

帰り際、河童橋からの穂高連峰を望む。昨日の絶景はいずこへ。去年も今年も、帰りは雨だった。でも楽しかった。帰りは平湯の森へ。温泉に浸かり、雨でかじかんでいた指先や緊張した気持ちの張り全てが溶けた。登山の良さは、いつもの何倍も温泉が気持ちいいところもある。

今回の最大の反省点はシングルストーブを忘れたことに限る。無いのがわかった時に笑えた。トーチライターでの水を温める作戦も失敗だったし。ヒュッテの売店が潤っていて、飯を食えたから難を逃れたが、食後と朝のコーヒーが飲めなかったのは辛かった。

■改善点

・荷物の軽量化
→ザックを現在の50ℓから40ℓくらいにして、テントは1,000gを切るものを探す。
寝袋もコンパクトに。水がどこで確保できるかをちゃんと把握する。

・防水対策
→防水と謳っていたEXPEDのスタッフバッグに水が染みていた。ファーストエイドのバッグも染みていた。ジップロックに入っていたもの濡れていない。雨が降ってからザックカバーを付けるのが遅かったのも原因だが、もう少し強固な防水スタッフバッグが欲しい。それか防水のザックにするか。

・上りの筋力
→本谷橋から涸沢カールまでの道のりで足が一気に重くなった。フルマラソンの時のような致命的な痛みはないものの、筋力の無さを感じた。普段のウォーキングもいいけど、ジョグくらいで足に負荷をかけた方が良さそう。

昨年は徳沢、今年は涸沢まで。次は穂高連峰となるが、基本からきっちり勉強しよう。まずは西穂高登頂に必要な技術から学んでいく。