2014年7月3日木曜日

岡本太郎。本田宗一郎。宣言。

    謙虚なふりして、実は腹の中でうぬぼれてる。こそこそ行動して誰かが目立つと攻撃する。これは日本の特化した性質なんだろう。自分を積極的に主張することが、自分を捨ててさらに大きなものに賭けることになる、と太郎さんは仰っていた。非難を受けることをわかってて、世間に対して大胆な発言をするのは、それに対しての責任を取ると同時に、失敗したら大恥をかくという重圧にも耐えなきゃいけない。しかしそれは一見、失敗に見えてもさらにその人を強くするんだと思う。自分も今までは不言実行タイプだった。もし失敗しても、自分の中だけで処理されて終わる。責任は無し。有言はそうはいかない。惨めな気持ちで過ごさないといけない可能性もある。

    モーターサイクル好きで知らない人はいないであろう本田宗一郎氏。彼も戦後まもない日本で大胆な発言をして、各分野から批判を受けていた。その宣言は、自分の決意がいかに本気かを物語っている。数年後、彼と彼のチームメイト達は日本を世界に知らしめてくれた。

     僕が尊敬するこういった時代の先駆者はみな自己主張が強かった。少ないながら、友人の中にもその類の人間はいるが、そういった人間はやはりかっこいいなと思う。重圧に立ち向かうことの大切さを教えてくれる。