木下さんから借りた、2019年の本屋大賞を獲った1冊。8才の女の子は誘拐されたが、家庭環境に問題があったから誘拐されたことに感謝し、誘拐された家に居心地の良さを感じていた。ただ、誘拐と言っても、出て行きたいならいつでも行っていいよと言われていた。それでも戻りたくはなかった。今の時代に沿ったストーリー展開で、誘拐した者も、された者もネット上でターゲットととなる。ネットの声は非情だ。何でもかんでもすぐ規制する日本政府はあまり好きではないが、ネット上の誹謗中傷は今すぐ規制すべきだ。言論は自由だということはわかる。でも自分の名前を出し、責任を負うことが大事だ。自分の身を曝け出すことが前提では発言できないというのなら、人に意見する資格はない。何でも頭ごなしに否定する人は、何か心につっかえているのだろう。
2020年7月23日木曜日
2020年7月11日土曜日
2020年7月6日月曜日
Novel in 2020 No.10 今さら翼といわれても/米澤穂信
2020.7.6
今さら翼といわれても/米澤穂信
伏線の張り方が巧みで心地よい。学生4人を中心とした物語だ。学生っていいなって思う。二度と戻ることはないのだが、戻ったら色々やりたいことはある。スラムダンクで桜木が晴子さんと登下校できたらなあ、とよくぼやいていたのを思い出す。でも青春という時間は今からでも取り戻すことはできる。いつでも何かに夢中でいたいと思う。
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