2019. 1. 5.
小説家いいな。
そう思わせてくれた宮下奈都さんの
「羊と鋼の森」
自然な言葉と無理をしない比喩表現が心地よく体に入ってきた。非現実的過ぎず、あくまでニュートラルな良さがある。ピアノの一部は羊毛と木でできているのでそれを森と捉え、弦は鋼である。ピアノの調律や演奏の中にまるで自然の中を歩くような心地よさがあるというのは、筆者の実体験が元になっているのであろう。色々な趣味や仕事があるが、原点回帰というか、すべては自然が元にあると常日頃感じてしまう。むしろ母なる自然と言われるように人間の心はぼくらが気づかないところで、自然への回帰をひしひしと促してるのではないかと考える。文明が暮らしのあり方を日々変えてはいるが、主体はあくまで自然なのだろう。
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